発生日:2007年4月ごろ
     
被害者:犯人の男性が勤務していた都市銀行に就職活動を
     していた女子大生3名

犯人 :大手メガバンクに勤務していた元銀行員 24歳
     就職補助業務として就職希望者の受付や書類整理を行っており
     その際に個人情報が記載されたエントリーシートを閲覧、
     好みの女子大生を選び個人情報を盗み出していた。
     一部情報では妻も子供いるというが、真偽は不明

<事件概要>

 とにかく男はむしゃくしゃしていた。職場ではノルマに追われ、家庭では妻と揉めた。大手都市銀行に就職した自分はエリートにはずだった。しかし、就職後の競争の激しさは自分の想像をはるかに越えていた。これからずっとこんなことが続くのかと思うと、ますます苛立ちが増した。
 そんな時に目にしたその女子大生のエントリーシート。彼ら入行3年目までの社員は、春の採用の事務作業に狩り出されていた。人事担当から整理を頼まれた就職希望者のエントリーシートには、学生達の顔写真が貼り付けられていた。作業をしながら何気なく眺めていた写真。その女子大生は男の好みだっ

た。そういえば、最近耳にする就職難。
「うまくすれば、姦れるかもしれない」
そう思うと、妙に興奮し、高揚感が膨らんだ。犯行の意思を固めた男は、その女子大生を含め、好みの女子大生数人の氏名・電話番号をメモした。

思いとおりだった。女子大生はのこのこやってきた。
「君の評価は高いので、応援したい」
といった彼の言葉に誘い出された女子大生を男はカラオケボックスに連れ込んだ。リクルートスーツに身を包んだ、21歳の女子大生のタイトスカートから伸びる白い足。上着を脱いだ白いブラウス越しに見える、白いキャミソールとブラジャーの紐。今すぐにでもという欲望が湧き上がってくる。
「俺がプッシュすれば、内定がもらえるかもしれないよ」
そう言いながら、女子大生に近づいた。
「はい」
戸惑いながらもうなずく女子大生の身体に軽く触れる。女子大生は笑いながらも身を避け、抵抗の姿勢を見せた。このままでは無理だと思った男は、店内電話に手を伸ばすと焼酎を注文した。
「あの、私お酒は…」
そう言う女子大生。
「社会人になったら酒をなまないといけない。練習だ。」
男はそう言うと女子大生に強引に焼酎を煽らせた。

1時間後、男の前には泥酔し朦朧とした女子大生が転がっていた。男が声をかけてもほとんど反応がない。男は女子大生に近づくと、そのタイトスカートを捲り上げた。白いストッキングに包まれた女子大生の太ももや尻を撫で回すと、男はもう後戻りできない獣欲が燃え上がるのを感じた。男は女子大生の上半身に手を伸ばし、ブラウスのボタンを外すと下着を押し上げ乳房をむき出しにした。張りのある美しい乳房をもてあそびながら女子大生の反応を確かめる男。泥酔した女子大生は、時折うなり声を上げるものの、ほとんど反応がない。
「いける」
そう思った男は、ズボンと下着を脱ぎ捨てると、女子大生の身体にのしかかった。ストッキングを引き裂いてみたい衝動に駆られるが、それはなんとか押さえ込んだ。後で元通り衣服を整えなくてはならない。男は丁寧に女子大生のストッキングとパンティを脱がすと、女子大生の中に自分のものを差し込んだ。
「うっ、何してるんですか」
朦朧とする意識の中でわずかに反応する女子大生。
「大丈夫だから」
男がそう言ってなだめると、状況を把握できない女子大生はおとなしくなる。
「今のうちだ」
男はそう思うと、激しく自分の股間を女子大生に打ちつけた。男に突き上げられ、揺れる女子大生の身体。酒に泥酔し赤く火照った乳房が男の欲望に嬲られながら波打った。男は、ぐったりと抵抗することもできない女子大生の唇に自分の唇を重ねながら、その若く美しい体の中に自分の欲望を解き放った。

「大丈夫かい、寝ちゃってたね」
意識を取り戻した女子大生にそう声をかけると、
「すいません」
と女子大生は微妙な表情で侘びた。自分が何をされたか感じている顔だが、それについて何か言う訳でもない。女子大生と別れた男は、これは使えると確信し、手帳に書かれた次の獲物を値踏みし始めた。

最初の一人は準強姦。後の二人には途中で逃げられ、最後の一人に通報され御用となった。懲役4年6ヶ月の判決。

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