僕の経験では、知的な人ほど痴的な印象があります。
これは10年ほど前の体験。Kさんとは、コンパで知り合った。

顔立ちは、良く言えば菅野美穂。ニットからは、ロケットのように尖った大きな胸がせり出し、深くくびれたウエストから広がる張りのあるヒップは、ボーダーのタイトスカートに包まれ、まるで女王蜂のよう。

170cm弱の身長と相まって、抜群のスタイルだった。何より、男心をくすぐったのは、Kさんの職業。Kさんは新卒の女教師だった。

肝心のコンパは低調だったが、とりあえず、電話番号の交換はしていた。
すると、コンパから数日たった木曜の晩、Kさんから連絡があった。

あのコンパの日、Kさんと2人だけで話したのは一度だけ。
同僚の中年男性教師から執拗なセクハラを受けているという話だった。
その日の電話もセクハラ上司の話題から始まった。

「上司が、必要以上に残業を命じて、2人きりになろうとする。」とか、「上司からのラブラブメールに、冗談ぽく返した返信で脅されている。」とか…

あからさまなセクハラ・パワハラに、怒りを感じた僕は、親身になって答えた。
Kさんは、大げさなほどお礼を言って、こう続けた。

「良かったら、お食事でもご馳走させてください。」
「いや、いいよ、年下の女の子に奢ってもらうわけにはいかんよ。」
Kさんより5つ年上の俺は、やんわりと断った。

「私も、今回のことでいろいろ欲求不満が溜まってるし、私のためにも付き合ってくださいよぉ。」

Kさんの物言いには、“隙”というか“艶っぽさ”のようなものがあった。
「『欲求不満』とか言うと、男は勘違いするよ。」

「すみません… でも、毎日毎日『いやらしい女』とか『淫乱』とか罵られて… 否定するんだけど、私の中にも、それなりに性欲はあるし、A(俺)さんみたいな人ならって思ったり…」

「えっ!?」 大げさに驚いてみたものの、内心、彼女の好意を感じていた僕は、すぐ気持ちを切り替えた。

「あれ、すみません、変なこと言っちゃって。」
「そっかぁ、Kちゃんはセクハラされながら、いやらしいこと考えてるんだ。」

「いや、そんなことないんですよ、そういう気持ちも、少しはあるって言うだけで…」 わざとらしくうろたえるKちゃんの受け答えに、僕のS気質が一層触発された。

「俺とならどんなことをしたいの?」「えっと… ご飯を食べたり…」
「それだけ…」 「それは…」

口ごもった彼女を、穏やかな口調で攻め立てた。それほど時間はかからなかった。単純な飴と鞭の使い分けであっさり彼女は落ちた。

「Aさんに… して欲しいです…」  僕は手を緩めなかった。
「この前のコンパから、ずっとそんなこと考えてたの?」
「ずっとって訳じゃないけど…」

「じゃあ、時々考えたんだ。ただ、考えただけ?」 「えっ?」

「男は、そんなこと考えると、抑えきれなくなって自分でしちゃう。女の子もそうでしょ?」「わたしは…」

再び口ごもった彼女の反応を見て、僕は確信を持って問い詰めた。
「Kちゃん、僕のこと考えて1人でしたでしょ?」「そ、そんな、違います!」

「ホントのこと言ってよ。僕は、こんな話聞かされたら堪らない。このあと、Kちゃんのこと考えて1人でするよ。」 「えっ、わたしで?」

「できたらKちゃんに手伝って欲しいなぁ… ねぇ、一緒にしようよ。」
彼女が息を呑んだのがわかった。

「どうやって、すればいいですか?」 「いつもしてるみたいに。」
「いつもなんてしてないです!」 「じゃあ、たまにやってるみたいに。」

「も、もぉ…」
彼女の反応を楽しみながら、少しずつハードルを上げて命令した。

「上着の上から胸を揉んで」、「上着を脱いで」、「パンティを割れ目に食い込ませて」… 彼女は、ためらいながらも従順に従った。

呼吸は次第に荒くなり、あえぎ声が漏れはじめた。「はぁはぁ、もう我慢できないです。今から会えませんか?」突然の攻撃に驚いた。

魅力的な申し出だったが、時刻は深夜0時を回り、明日も仕事がある。
「今日はダメ、明日夜9時過ぎで良ければ会えるよ」「ホントですか!」

「でも、今日ちゃんと僕の前でイかないと会ってあげない。」 「そんな…」
「はい、じゃあ続けて。」 冷淡に言い放ち、彼女にオナニーを続けさせた。

「ダメ、声が出る… あぁっ… くっ、はあっ… イクっ!」
彼女の荒い呼吸を聞きながら、僕はオナニーしていなかったことをばらした。

「ずるい、あたしにだけ恥ずかしいことさせて…」
「僕は、明日にとっておくよ。」

「はい… じゃあ、明日待ってますね。」
翌日、食事も終えてから、待ち合わせ場所へ向かった。

彼女は先に来て待っていた。相変わらずボディラインを強調する服に身を包んだ彼女が、助手席に滑り込んだ。

「ホントに来たんやね。Kちゃんはホントにエロ教師やね。」
「そんなん言わんといてください!」

彼女をからかいながら、昨日、最後に交わした約束を確認した。
「約束どおり、下着付けずに来た?」 「いや、それは…」

「約束破ったんや…」
「ごめんなさい、でも、いろいろお店にも寄ってきたから…」

「約束守れん子とは会えないなぁ…」
「ごめんなさい、いじわる言わんといて。」

「じゃあ、その分がんばれる?」 「はい…」
「じゃあ、今下着を脱いで。」 「えっ、でも…」

「がんばるんやろ?」彼女は、服を着たまま、狭い車内で窮屈そうに下着を脱いだ。僕は、彼女のピンクの下着を預かると上着のポケットに入れ、車を出した。

途中コンビニで、ビールやつまみを買い込んだ。彼女は顔を真っ赤にしながら、さして寒くもない店内を腕組みしたまま歩いていた。僕らはそのままホテルに入った。

ホテルに入ると、すぐに彼女をベッドに押し倒した。荒いキスを交わすと、彼女もそれに応えた。そこからの彼女は、とても貧欲だった。

僕の指示を待たずに上着の下に手を滑らせ、僕の肌をまさぐり、そこかしこにキスをした。よだれを垂らしながら、僕のパンツを下ろし、ソレを口に含んだ。

痛く感じるほど、激しく吸い上げ、深く飲み込んでいく彼女。僕も、性急に服を脱がせた。23歳の身体は、まだ固く青さを感じさせた。

それでも、軽く胸を揉んだだけで、彼女の股間は滴るほどに潤み、指にまとわりつく液体はねっとりと糸を引いた。

「もう、ください!」
昨日から焦らされていた彼女は、叫ぶように言った。

焦れていたのは僕も同じ、求められるまま彼女を貫いた。彼女のそこは、肢体同様固い印象。それでも、十分な湿りがスムーズな挿入を助けた。

彼女は吠えるようなあえぎを上げながら、5~6回、のけぞるように達し、僕も3回、彼女にぶちまけた。

1度目を顔で受け止めた彼女は、拭き取るまもなく、2度目を求めた。ベッドは、冷たくなってもう寝られないほど、水浸しになっていた。

翌日、起き抜けに一度した後、彼女と別れた。その晩、彼女から告白されたが、適当にお茶を濁し、そのまま連絡しなくなった。

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